AIエージェントをローカルPCで動かすと、PCが起動中でないと止まる、外出先からアクセスできない、リソースも限られる──そんな課題をまとめて解消するのが国内VPSです。2026年現在、ConoHa・XServer・シン・KAGOYA・さくら5社は、いずれもClaude Code・Codex CLI・DifyなどのAIエージェント実行環境としてのテンプレートや対応機能を公開しています。本記事では用途別のおすすめを事実ベースで整理します。価格・スペックは変動するため詳細は各公式サイトでご確認ください。
用途別おすすめ早見
- Claude Code / Codex CLIを24時間動かしたい → ConoHa VPS(Hermes Agentスクリプト公式対応)
- MCPサーバー常駐+サーバー管理もAI化したい → XServer VPS(MCP Server・CLI/API対応)
- Claude Codeイメージをすぐ立ち上げたい開発者 → シンVPS(Claude Code公式アプリイメージ)
- Difyでローコードにエージェントを構築したい → KAGOYA VPS(Difyテンプレ完備)
- 国内データ完結のRAG・社内ボット → さくらのVPS(さくらのAI Engineで国内完結)

5社のAIエージェント対応比較表
| VPS | AIエージェント対応の特徴 | 向いている用途 | 日本語サポート |
|---|---|---|---|
| ConoHa VPS | Hermes Agent / Codex CLIのスタートアップスクリプト公式提供。起動時にCLI環境を自動セットアップ | Claude Code・Codex常駐、24時間エージェント稼働 | ◎ 日本語ドキュメント充実 |
| XServer VPS | MCP Serverを常駐させてCLI/APIでサーバー自体をAI操作可能。サーバー管理の自動化に強み | MCPサーバー常駐、AI×サーバー管理自動化 | ◎ 電話サポートあり |
| シンVPS | Claude Codeアプリイメージ提供・MCP Server対応。開発者向けイメージで即起動 | Claude Code開発環境、イメージ即起動 | ○ 日本語ドキュメントあり |
| KAGOYA VPS | Difyセットアップテンプレ・Claude Codeセットアップガイドを公開。ローコードエージェント構築向け | Difyエージェント、ローコードAIアプリ | ○ 日本語サポートあり |
| さくらのVPS | Dify+さくらのAI Engine連携で国内完結RAGが構築可能。データが国内で閉じる | 社内チャットボット・RAG・データ国内完結 | ◎ 老舗。国内データセンター |
注意料金・スペックは時期により変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
AIエージェント用VPSの選び方
① 動かすツールで選ぶ
ポイント
Claude Code / Codex CLIが主軸ならConoHa VPSかシンVPSが一歩リード。Difyベースのローコード開発ならKAGOYAかさくらが手厚い。MCPサーバーでサーバー自体をAI化するならXServer VPSが最適です。
② データの保管場所で選ぶ
社内情報・個人情報を含むRAGやチャットボットには、データが海外に出ないことが要件になるケースがあります。さくらのVPS+さくらのAI Engineは国内データセンター完結のパイプラインを提供しており、コンプライアンス要件が厳しい用途に向いています。
③ セットアップのしやすさで選ぶ
VPS初心者や素早く立ち上げたい場合はアプリイメージ・テンプレートの充実度が重要です。シンVPSはClaude Codeアプリイメージを、KAGOYAはDifyテンプレートを、ConoHaはスタートアップスクリプトを提供しています。
④ サポートと安定性で選ぶ
本番運用で24時間稼働させるならサポート品質と稼働率SLAが判断基準になります。XServer VPSは電話サポートも提供、さくらのVPSは20年超の運用実績があります。
各VPSの特徴
ConoHa VPS ── Hermes Agent/Codex CLI自動セットアップ
ConoHa VPSはHermes AgentやCodex CLIのスタートアップスクリプトを公式提供しており、VPS起動時にCLI環境が自動構築されます。Claude Codeを24時間クラウドで常駐させたい場合の定番選択肢です。
こんな人におすすめ
Claude Code・Codex CLIをVPSで常駐させたい / スクリプトで環境構築を自動化したい
詳細はConoHa VPS公式サイトでご確認ください。
XServer VPS ── MCP Server常駐でサーバー自体をAI管理
XServer VPSはMCP Server・CLI・APIを使ってサーバー自体をAIエージェントから操作できる点が最大の特徴です。ドメイン設定・DB管理・メール設定といった運用タスクをClaude Codeなどから自動化できます。
こんな人におすすめ
MCPサーバーでサーバー管理を自動化したい / Claude CodeからサーバーをAPI操作したい / 電話サポートも欲しい
詳細はXServer VPS公式サイトでご確認ください。
シンVPS ── Claude Codeアプリイメージで即起動
シンVPSはClaude Codeアプリイメージを公式提供しており、インスタンスを立ち上げるだけで開発環境がすぐに使えます。MCP Server対応も謳っており、開発者が最も手軽に始められるVPSの一つです。
こんな人におすすめ
Claude Codeをすぐ動かしたい / アプリイメージで手間を省きたい / コスパ重視の開発者
KAGOYA VPS ── Difyテンプレ+Claude Codeガイド完備
KAGOYAはDifyのVPSセットアップテンプレートとClaude Codeのセットアップガイドを公開しており、ローコードでAIエージェントを構築したいユーザーに最適です。Difyをセルフホストすることでカスタマイズ性の高いエージェントを作れます。
こんな人におすすめ
Difyでエージェントをローコード開発したい / コーディングを最小限にしたい
さくらのVPS ── Dify+さくらのAI Engineで国内完結RAG
さくらのVPSはDifyと「さくらのAI Engine」を組み合わせた国内完結型のRAGパイプラインが構築できます。データが国内データセンターから出ないため、個人情報・社内機密を扱う企業向けのチャットボットやRAGシステムに適しています。
こんな人におすすめ
データを国内で完結させたい企業 / 社内チャットボット・RAGを構築したい / 老舗の安定運用を重視する
よくある質問
Q. VPS上でClaude Codeを動かすのにどのくらいのスペックが必要ですか?
A. Claude Code自体はテキスト処理が中心のため、メモリ2〜4GB・CPU2コア程度のプランから動かせるケースが多いです。複数エージェントの並列稼働やDifyとの組み合わせではメモリ消費が増えるため、各VPSの公式ドキュメントを参照してください。
Q. 国内VPSでないとAIエージェントは動かせませんか?
A. AWSやGCPなど海外クラウドでも動かせます。ただし日本語サポート・円建て請求・低レイテンシ・データ国内完結の観点で国内VPSが選ばれることが多いです。特にRAGで社内データを使う場合はデータの保管場所が重要な検討要素になります。
Q. DifyとClaude Codeはどう使い分ければよいですか?
A. Difyはノーコード・ローコードでAIワークフローを組みたい場合向き。非エンジニアもGUI操作でエージェントを構築できます。Claude Codeはコーディング・開発タスクの自動化・CLIからの高度な制御向きで、エンジニアが直接使うツールです。
Q. APIキーをVPSに置くのはセキュリティ上問題ありませんか?
A. 環境変数や秘密管理ツールに格納し、コードに直書きしないことが基本です。SSH公開鍵認証の必須化・パスワードログイン無効・ファイアウォールで不要ポートを閉じるなど、VPS自体のセキュリティ設定も合わせて行いましょう。
まとめ
AIエージェント実行環境としての国内VPS5社を比較しました。
結論まとめ
- Claude Code / Codex CLI常駐 → ConoHa VPS(スタートアップスクリプト自動化)
- MCP Server×サーバー管理自動化 → XServer VPS(CLI/API対応)
- Claude Codeイメージ即起動 → シンVPS
- Difyローコード開発 → KAGOYA VPS
- データ国内完結RAG・社内ボット → さくらのVPS
まずはAIエージェント対応が充実した2社をチェックしてみましょう。










