レジュメとは?アジェンダとの違い・使い方から書き方まで解説

レジュメとは?アジェンダとの違い、使い方から書き方まで解説

最近社内でよく使われる「レジュメ」という言葉。なんとなく意味は分かるけれど、大学のゼミや転職活動で使ったときとはちょっとニュアンスが違うぞ、と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

それもそのはず。この「レジュメ」、さまざまな場面で用いられる言葉で、使う場面によってなにを指すかが変わります。

今回の記事では、何気なく使っている「レジュメ」を徹底解説。場面ごとの意味や使い方、そして、同じようなビジネス場面で使われる「アジェンダ」との違いを説明します。

「レジュメ」の正しい使い方や書き方をマスターして、明日からのビジネスに役立てましょう。

目次

レジュメとは?

レジュメの語源は résuméというフランス語で「概要」という意味です。「レジメ」と表記されることもあります。
文章を要約したもの、という意味が広義で用いられるようになり、主に下記の3場面で使われます。

1.大学や研究機関:論文・研究発表・講演の内容を簡潔にまとめたもの
2.ビジネスの現場:会議やプレゼンテーションの内容を要約した資料
3.採用の現場:「履歴書」「職務経歴書」(特に外資系企業の採用の現場で使われることが多い)

それぞれの詳しい使い方や書き方はこのあと一つずつ説明していきます。

レジュメを作成する目的

レジュメは発表や発言の場に参加する人に、その内容が伝わりやすいようにという目的をもって作成・配布されます。

口頭での発表や発言をサポートする役割を持つ資料であって、熟読してもらうための印刷物ではありません。ですので、必要事項や要点を簡潔にまとめることが大切です。

「発表の場で参加者がひたすらレジュメを読んでいる」場合は、レジュメの情報量を少なく、要点をしっかり押さえながら箇条書きにしてみるといいでしょう。

分かりやすいレジュメは、参加者の興味を引きつけ、話者の場の進行をスムーズにしてくれます。

アジェンダとの違い

ビジネスの場で「レジュメ」と混同されやすい言葉に「アジェンダ」があります。どちらも似たような場面で使われていて間違いやすいため、ここで整理してみましょう。

「アジェンダ」は英語の「agenda」に由来しています。議題や予定表、行動計画という意味があります。ビジネスの場では、会議や打ち合わせの際に使われることが多いです。

話し合うべき事柄や決定すべき事項などをリスト化してまとめた資料が「アジェンダ」。

参加者に事前に「アジェンダ」を渡しておくことで、会議や打ち合わせの目的や内容が明確になります。また、当日も進行表にそって話を進めることで、検討材料や決定すべき課題を脱線することなく円滑に話し合うことができます。

他方、検討すべき内容やその重要なポイントを話し合いの際の参考資料としてまとめたものが「レジュメ」です。

「アジェンダ」と「レジュメ」、どちらも会議や打ち合わせをスムーズに行うために有効なツールです。

双方の資料を効果的に使うことによって、参加者は何のために集まっているかを理解し、議題やポイントに集中して質の高い話し合いを行うことができます。

アジェンダについて詳しく知りたい方は「アジェンダとは?意味や使い方を例文・テンプレートから解説!」をご覧ください。

レジュメの使い方・会話の例文

冒頭で簡単に触れましたが、「レジュメ」は複数の場面で使われます。

順に使い方を解説していきます。

学校、学業での使い方・会話の例文

大学や大学院などの教育・研究機関で使われる「レジュメ」には三つのタイプがあります。

1)講義で配られる、教員が講義内容を要約した資料
2)論文を提出する際、論文のタイトル、見出し、内容を要約した資料(論文の目次)
3)報告や研究発表の際に、その内容の要点を簡潔にまとめた資料

いずれの「レジュメ」も、配布後に話す内容を聞き手により理解してもらうための補助的な資料です。

なお、海外の大学では、発表内容をまとめた資料を「レジュメ」とは呼ばないので注意が必要です。

本で使われている意味の資料は「サマリー(summary)」や「ハンドアウト(handout)」と呼ばれます。

ちなみに日本では「プリントを配ります」といって資料を配布することがありますが、これも和製英語で日本でのみ有効。本来の英語での「プリント(print)」は「印刷する、大文字でサインする」という意味です。

具体的に会話のなかでは次のように使います。

  • 論文には、A4用紙2枚程度のレジュメを添えてください。
  • 発表1週間前までにレジュメを作成して送ってください。
  • これからレジュメをお配りしますので、発表前にご一読ください。

仕事、業務での使い方・会話の例文

ビジネスの場で使われる「レジュメ」は、会議や打ち合わせ、プレゼンテーションの際に使われます。

話される内容や要点を簡潔にまとめて、参考資料として参加者に配布します。

学校・学業での使い方と同じく、配布後に話す内容を聞き手により理解してもらうための補助的な資料として使います。

具体的な会話のなかでは次のように使います。

  • 来週の会議で使うレジュメを用意してもらえますか。
  • 来月の取引先でのプレゼンテーションのレジュメ、準備できてる?
  • 明日の打ち合わせのレジュメ、何部印刷しましょうか。
  • それでは、お手元に配布したレジュメに沿ってご説明いたします。

就活、転職での使い方

学校・学業の場、そして仕事・業務の場での「レジュメ」はいずれも「概要」の意味で使われています。

これに対して、就活・転職の場で「レジュメ」を求められる場合、それは、「履歴書」や「職務経歴書」を意味します。
特に外資系企業の就活や転職で「英文レジュメ」の提出を求められる機会が多いです。

具体的な会話のなかでは次のように使います。

  • 面接の前にレジュメを拝見したいので、メールで送ってもらえますか。
  • 外資系に転職したいんだけど、英文のレジュメが作成できるいいサイト知らない?

レジュメの書き方

複数の場面で使われる「レジュメ」ですが、書き方もその場面場面で変わります。

ただし、いずれの場面でも大切なポイントは「分かりやすく要約」し、「ポイントを簡潔に整理」して書くことです。数字や箇条書きを意識して使うと効果的です。

「レジュメ」は読んでもらうことが目的ではなく、あくまでそれが使われる場で話を聞く人の手助けになることが目的ということを、忘れないようにしましょう。

それでは、こちらも場面ごとに書き方を順に解説していきます。

学校、学業での書き方

ゼミの論文発表や研究報告で使用するレジュメには、以下のことを書くといいでしょう。

  1. タイトル
  2. 報告の日時と場所
  3. 報告者
  4. 報告の目的
  5. 報告の概略(見出し)
  6. 論点のまとめ
  7. 用語解説・参考文献

特に研究発表の場合は、発表の内容に興味を持ってもらえる「レジュメ」作りが成功への第一歩です。聞き手の関心が保てるように「レジュメ」を上手にまとめれば、長い発表でも最後までしっかり聞いてもらえます。

また、「レジュメ」は発表後、聞き手の手元にメモとして残ることも考慮しましょう。

仕事、業務での書き方

ビジネスの場でレジュメを作成する場合、社内の会議や打ち合わせか、社外の取引先との会議やプレゼンかで、若干書き方が変わってきます。

社内用のレジュメの場合は、話し合いを円滑に進める目的がメインですが、社外との話し合いの場合は、それに加えて、ビジネスを成功に導く工夫が必要です。

ただ、いずれの場合も、以下の項目は基本として記載しましょう。

  1. 会議の議題
  2. 会議の日時
  3. 出席者の氏名
  4. 話し合いの内容の目的と概略

社内用のレジュメは、既に分かりあっている共通認識もあるでしょうから、参加者が会議の内容をおおまかに把握するための目的のみを書いた、簡潔で要点をおさえたもので問題ないでしょう。

あまりに内容を詳細に書いてしまうと、会議中に話を聞かずにレジュメを読むことに集中する参加者がいるかもしれません。あくまで重要な点のみを押さえて、細かい流れや内容は会議の場で耳を傾けてもらえるようにするというバランスが大切です。

他方、顧客・取引先との話し合いやプレゼンのためのレジュメを書く場合、「簡潔で要点をおさえる」ことに加えて「見出しで興味をひくこと」や「飽きさせないアイキャッチを入れること」がとても大事になってきます。

取引相手がレジュメの見出しを見た瞬間に「お、面白そうな製品だ」「今日の会議はいい話が聞けそうだ」と思えるようなレジュメが作れれば、その後の話し合いやプレゼンは半分成功したようなものでしょう。

逆に、参加者の目的意識を高められないレジュメだと、会議や商談に興味を持ってもらえない可能性があります。

自分がこのレジュメを見たら話す内容に興味が持てるか、相手の立場と目線に立ってレイアウトと内容をよく考えることが、ビジネスの成功につながるレジュメ作成のコツになります。

就活、転職での書き方

就職・転職目的でレジュメを作成する場合、応募先からフォーマットが指定される場合もあります。
指定がある場合はその内容に沿って、無い場合は下記内容を記載します。

  1. 氏名
  2. 連絡先
  3. 学歴
  4. 職歴
  5. 志望の動機
  6. 希望する条件
  7. 自己PR

就職・転職のためのレジュメを書く時のポイントは、自己アピールをいかに魅力的に書けるかということです。特に外資系への就職・転職の場合、レジュメは単なる履歴書ではなく、自分を売り込むPR文章です。

自分の経験がいかに志望先の役に立てるか、レジュメを見た志望先の担当者が「この人には会ってもっと話を聞いてみたい」と思ってもらえるようにすることを目的に文章を工夫して書きましょう。

まとめ

ビジネスの現場で飛び交うカタカナ言葉。

一度に全部は覚えられなくても、使用頻度が高いものはきちんと理解して使っていきたいですね。「レジュメ」は基本的には「概要」という意味ですが、使う場面によって内容や書き方が異なることを本記事ではご紹介しました。

ぜひ今回の記事にある場面に適した「レジュメ」の使い方、書き方をビジネスに役立ててください。

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